就任100日目を迎えたトランプ大統領。特に成果を強調したのが不法移民の取り締まりについて。不法移民によって国内の治安が悪化してきたと主張するトランプ氏。就任以降13万9000人を強制送還したとしている。迫害を逃れ、アメリカに来たという不法移民はトランプ氏について人種差別主義者だと指摘。強引な手法に不満が高まっている。移民を収容する施設の前ではトランプ政権への抗議デモが行われていた。こうした批判の声をよそにトランプ政権は移民対策を強化。これまで不法移民に寛大な政策をとってきた州や都市などでも変化が起きているという。聖域の1つとされるデンバーの小学校を取材。児童の7割が中南米からの移民だという。その学校の教師によると政権発足後出席人数が減ったという。以前は学校や教会では移民の取り締まりはできなかったが、トランプ政権ではそれを可能にしたため、保護者の間には不安が広がっているという。学校では、対策として、当局が突然来た時にどうすればよいか緊急マニュアルを作成している。就任100日。アメリカ社会の混乱と不安が高まっている。