来週26日に開幕するパリ五輪の開会式の芸術監督が本番を前に会見を開き、セーヌ川を舞台にスポーツと芸術を融合させた壮大な開会式にしたいという考えを示した。パリ五輪は夏の大会としては初めて競技場の外で開会式が行われる予定で、選手が船に乗ってパリ市内の中心部を流れるセーヌ川をパレードする。その開会式について、芸術監督を務める演出家のトマジョリー氏は「約3時間45分の開会式が選手たちの華やかさと芸術的な情景などを織り交ぜた一つの大きな作品になることを期待している」と述べた。具体的な内容は明かさなかったが、普遍的なメッセージを発信する場にしたいと語った。大会組織委員会によると、五輪とパラリンピックの開会式と閉会式は、参加選手のほかに合わせておよそ3000人のアーティストが参加する大規模なものになるという。