NBAでプレーする八村塁選手が日本代表の在り方に疑問を呈した事について、昨日渡邊雄太選手が初めて口を開いた。八村選手が発言したのは今月14日。ヘッドコーチの人選に対する失望感をあらわにした。これはトム・ホーバスヘッドコーチの続投を疑問視したもの。その発言の約1週間後、日本バスケットボール協会は取材に応じ「重く受け止めている」と説明した。八村選手の心境に理解を示す一方、ホーバスコーチの続投に変更はないことを強調。その上で八村選手との関係修復に向けコミュニケーションをとっていきたいとしていた。そして昨日、渡邊選手はホーバスコーチと八村選手の「両者の関係悪化がある」と明かした。八村選手が怒ったのは去年のW杯後のホーバスコーチの「代表に入る考えがあるなら八村選手の方から連絡してきてほしい。参加しなくてもいいチームをつくる自信はある」という発言。渡邊選手によると、八村選手にはエージェントがつき、直接コミュニケーションをとることが難しかったために出た発言だったという。さらに「“渡邉対八村”みたいな構図を作るのだけはやめてもらいたい」と前置きした上で「この件でトムが身を引くようなことがあれば日本代表は崩壊していく」などと話し、「代表選手の一員として今後も問題と向き合っていく、八村選手にはNBAのシーズンに集中してほしい」と語った。