三菱自動車は中国での車両生産と販売から撤退することを正式に発表した。現地では電気自動車のシェアが拡大し、22年に販売された新車のうち新エネルギー車が4分の1を占めている。4月に行われた上海モーターショーでは展示された車は電気自動車一色だった。トヨタ、ホンダ、日産と苦戦を強いられているなか、三菱自動車は新型「アウトランダー」を投入するも、売り上げは計画を大幅に下回った。同社は提携関係にあるルノーのEV新会社「アンペア」に最大で2億ユーロを出資すると発表。アンペアには既に日産自動車が最大6億ユーロを出資する契約を結んでいる。