ダイハツと親会社のトヨタ自動車はダイハツの新たな経営体制を発表。奥平社長は来月付で解任。後任にはトヨタの井上中南米本部長が社長に就任し立て直しを図る。「まず最初にやりたいことは社員の皆様と直接会話すること。心一つに進んでいくことを目指したい」と話した。新社長に課せられた課題は組織風土の改革。ダイハツの第三者委員会が不正の背景と指摘したのは1ミリ1グラム1円1秒に拘って低コストで新車開発する短期開発。「出来て当たり前」との圧力により、不正で認識試験を通すことに。また、上司も「何でも相談してくれ」と言うものの実際に相談すると「で?」と言われるだけで相談する意味がなかったとしている。齋藤経済産業大臣は「原因となったこれまでの会社の体制や体質と決別をしていただきたい」と要請。ダイハツは事業領域を軽自動車に軸を置くよう見直すとしている。