AIや自動運転などの最先端技術を実際の生活に導入する実験都市の様子が今日、公開された。富士山のふもと静岡・裾野市でトヨタ自動車が進めている実験都市「ウーブンシティ」。自動車工場の跡地を使い、東京ドーム約15個分の敷地でさまざまな実証実験が行われる。この町ではAIや自動運転といった先端技術を生活の中に導入。次世代技術の検証をおこなっていく。既に完成した第1期のエリアには今年の秋以降、トヨタ社員らと家族ら360人が移り住む。トヨタ自動車・豊田章男会長は「ウーブンシティは進化し続ける“永遠に未完成の街”であり、“未来のモビリティのテストコース”」と述べた街全体がAIを使った自動運転技術のテストコースとなっていて、公道では試しにくい実験が行えるのも特徴。設置されたばかりの信号機も自動車と連動した新技術を試す1つの仕掛けとなっている。ウーブンシティにはダイキン工業やUCCジャパンなどほかの企業も参加する予定で最終的には2000人ほどが集まる街になる。