東京電力・福島第一原発に溜まる処理水の海への放出開始後、環境省は1週間に1回の速度で海水のモニタリングを実施している。5回目のモニタリングは放出口付近や、遠いところで約50キロメートル地点など、福島県沖の合わせて11の地点で採取を行い、トリチウムなどの濃度について分析した。結果について、全11の地点でトリチウム濃度は検出可能な下限値である1リットルあたり10ベクレルを下回っていたと環境省は発表。1~4回目と同様の結果となった。環境省は、当面1週間に1回の頻度でモニタリングを続け、結果はホームページやSNSで公表していくことにしている。