ドイツの総選挙は移民対策や経済政策を争点に23日投開票された。開票の結果、最大野党で保守のキリスト教民主社会同盟が得票率28.6%で第一党となり、2021年以来の政権復帰が確実となった。また極右と称され、反移民を掲げる「ドイツのための選択肢」は過去最高の20.8%を得て、第2党に躍進した。一方、ショルツ首相率いる与党の社会民主党は16.4%で第3党と歴史的大敗を喫した。ドイツでは新聞各紙が勝利を大きく伝える一方で、第一党が単独で過半数に達しなかったことからどの政党と連立を組むかに注目が集まっている。