アメリカ・フロリダ州、トランプ氏の自宅前から中継。共和党の候補者レースでヘイリー元国連大使を圧倒するトランプ氏は、スーパーチューズデーを前にして集会などの選挙運動はせず自宅で過ごすなど余裕を見せている。今回は勝敗ではなく「トランプ氏がヘイリー氏を圧倒し撤退に追い込めるか」が焦点となっている。トランプ氏は4つの事件で起訴されるなど、裁判と選挙戦に同時に臨む異例の対応を迫られており、これまでに集めた政治資金から去年は日本円で75億円ほどを自らの裁判費用に充てている。トランプ氏はヘイリー氏を早く撤退させ、11月のバイデン大統領との対決に選挙資金を残しておきたい狙いがある。ヘイリー氏は唯一の対抗馬として「反トランプ」の受け皿となっている。ヘイリー氏の支持者に話を聞くと、ヘイリー氏支持の理由を語るよりも「いかにトランプ氏を大統領にしてはいけないか」ということを語っていた。ただ、大口の献金者が支援を取りやめる動きも出ているため、スーパーチューズデーの結果次第ではさらに撤退圧力が強まることにもなりそう。