米国・大統領選挙に向けた共和党大会は2日目を迎えた。トランプ前大統領の唯一の対抗馬として候補者レースを争ったヘイリー元国連大使が演説を行った。反トランプの象徴的存在と言えるヘイリー氏が壇上に登場すると一部ではブーイングも起こった。ヘイリー氏が共和党の団結を訴えると会場は大きな歓声に包まれた。ヘイリー氏は「トランプ氏に投票するために100%同意する必要はない」とし「私も常に同意してきたわけではないが米国を強くすることは安全にすることなどは同意できる」とした。トランプ氏はヘンリー氏の演説中、立ち上がったり拍手をしながら耳を傾けた。党内の穏健派や無党派層など反トランプ票の受け皿となっていたヘイリー氏は党大会には招待されていなかった。今回の銃撃事件を受けて党の結束のためにトランプ氏がヘイリー氏を要請した。トランプ氏としては自身の下で共和党が結束を演出して大統領選の勝利に欠かせない反トランプ票を取り込みたい狙い。ペンシルバニア州の映像。(中継)米国・シスコンシン州。