黒人の失業率が5.2%と突出して高くなっているジョージア州では、黒人有権者層の間でトランプ支持が拡大している。黒人男性層のハリス候補離れが大きな要因となり、直近の世論調査では民主党支持率が前回の90%から78%に減少した。州内で戸別訪問をしてきた黒人団体の代表は、実績と経験のないハリス候補よりも強いイメージのあるトランプ候補が求められていると話した。今月、民主党のオバマ元大統領は黒人男性に「あなたたたちが女性が大統領になることに違和感を抱いているから他の選択肢を考えているのではと疑わざるをえない」と直接訴えた。ハリス候補は急遽、黒人男性に特化した政策を発表した。起業支援や嗜好目的での大麻合法化を目玉に黒人男性の取り込みを狙う。トランプ候補はかつて複数回に渡りヒトラーを称賛するような発言をしたと新たに報じられた。トランプ氏は発言を否定しているが、ハリス氏は批判を強めている。