米国の有力紙・ニューヨークタイムズは匿名のイラン政府関係者の話として、「トランプ次期大統領がみずからの政権での起用を発表している実業家のイーロンマスク氏とイランのイラバニ国連大使が11日にニューヨークで1時間以上にわたって会談した」と伝えた。双方は米国とイランの間の緊張を緩和する方法について話し合ったということで、イラン政府関係者は会談について「前向きでよいニュースだ」と表現したという。また「会談を申し入れてきたのはマスク氏だ」としている。これまでのところマスク氏やイラン政府からの公式の発表はない。マスク氏を巡ってはトランプ次期大統領が政府の支出を見直し削減を検討する組織のトップに起用すると発表したほか、トランプ氏が6日にウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談した際にも一部同席したとされ、次期政権で強い影響力を持つとの見方が出ている。