青木さんは「FOMCで25bpの利下げが決定されるとみていますが、先物市場では95%の確率で織り込まれているので、サプライズはないのでは。焦点はフォワードガイダンスやドットチャートになりますね。次回FOMCは1月29日で、トランプ次期大統領の就任式から間もないこともあり、政治の不確実性などから利下げの一時停止が示唆されれば、市場はタカ派として反応しそうです。FOMCが正しければ、金利は市場が予想しているより低下するかもしれないです。トランプ次期大統領の政策やインフレに与える影響は不確実が大きく、2025年も金利の見通しが市場を動かす要因になっていくのでは」、棚瀬さんは「去年の今頃行われたFOMCは、非常にハト派的な内容で、それを受けマーケットは2024年中にかなりFedはアグレッシブに利下げをすることを織り込んでいました。当初、マーケットが織り込んでいたよりも、かなり利下げ幅自体は小幅にとどまったことで、利下げ幅が思ってよりも大きくなかったというところが、ドルにとってサポートになったと思います」などと話した。