トランプ大統領が北朝鮮について、これまで公式には認めていなかった核保有国と発言したことに韓国では動揺が広がっている。国際社会で核保有国とみなされている国は5か国。さらに、インド、パキスタン、イスラエルも事実上の核保有国として知られている。これまで米国など国際社会は北朝鮮に対し事実上の核保有国という表現も使わなかった。まるで核開発を認めるかのようなシグナルになりえるからだという理由から。ところが、トランプ大統領が就任初日から北朝鮮を核保有国として認めるような発言をした。韓国政府は多様な方法でコミュニケーションを推進しているが政治的な問題で米国との外交力も衰えているため北朝鮮の核問題に関しても米国と意思疎通を図るための機会を逃してしまうのではないかという懸念が高まっている。