就任から1週間となったアメリカのトランプ大統領は27日、フロリダ州で演説し、外国から輸入される半導体と医薬品に関税を課す考えを示した。そのうえで“私たちは台湾に行ってしまった半導体企業に戻ってきてほしいが、バイデン前大統領のばかげた補助金プログラムのように何十億ドルも与えるつもりはない。関税が嫌ならばアメリカ国内に工場を建設しなければならない”などと述べて、前政権の産業政策を転換する考えを示した。そして政策のスピードを強調した。優先課題に挙げる不法移民対策については“一日当たり数百人の不法滞在の犯罪者を逮捕した。この中には殺人やテロ、子どもへの性的暴行の疑いがある者もいる”と述べて成果を誇った。