プーチン大統領はウクライナに対して東部と南部、4州からの撤退を和平交渉開始の条件の一つとして提示しているが、折り合いが付かないとみられている。領土についての落としどころはどのようなことを狙っているのか。ロシアに一定の領土を妥協で渡してしまうとそこからまた、再侵攻が始まってしまうという懸念が常にある。そうした中で領土問題についてはどの辺りまでだったら譲れるのか。一方でウクライナ国民の中での世論調査を見ると和平達成のために領土の一部を放棄してもいいと考える国民が4割弱いるという状況にも今なっている。拓殖大学・海外事情研究所・名越健郎客員教授、セルギーコルスンスキー駐日ウクライナ大使、筑波大学・東野篤子教授、弁護士・橋下徹のスタジオコメント。