アメリカ・トランプ大統領が脅しではなく本当に関税を課したこと、さらに円安ドル高を巡って日本を非難したことは、日本の企業や株式市場にとって二重の意味で大きなサプライズとなった。円高ドル安の流れを受け日本株に投資する外国人投資家も警戒感を強めている。オーストラリアの投資家は「トランプ大統領が円は安すぎると言った以上円高になるシナリオが出てきた」とコメント。円高の流れは輸出企業などに逆風で株価の下落要因となる。イギリスの投資家は投資先を変えていく考えを示唆していた。尤も日本経済全体について言えば、賃金の上昇は続いていて堅調だと海外の投資家からはなお冷静な見方も強かったと言える。