カナダ・カーニー首相は議会下院を解散し総選挙を実施すると表明。関税などを巡りアメリカのトランプ政権への対応が焦点。カーニー首相は「トランプ大統領の不当な通商政策や我々の主権に対する脅迫で、カナダは最大の危機に直面している」と述べ、23日、来月28日に総選挙を実施すると発表し、アメリカとの交渉に取り組む姿勢を強調した。カナダではトランプ大統領の「カナダはアメリカの51番目の州になるべき」との主張に反発が強まっている。こうした中、カーニー首相率いる与党自由党への支持が広がっていて、総選挙ではアメリカへの対応を巡り野党保守党との激しいつばぜり合いが予想されている。