インド政府がアメリカとの貿易協定の第1段階として、アメリカからの輸入品のうち55%について、税率を引き下げる用意があるとロイター通信が報じた。インドは現在、アメリカからの輸入品に5~30%の関税を課していて、過去数年で最大の引き下げを実施することで、アメリカによる相互関税の発動を回避する狙い。一方、アメリカ・トランプ大統領は、来月2日発表の相互関税を2段階で実施することを検討しているとフィナンシャル・タイムズが25日報じた。緊急措置の権限を発動し、即時に最大50%の関税を課す可能性があるという。