日本製鉄は、USスチールの普通株を100%取得し、子会社化した。買収にあたり、日本製鉄はアメリカ政府と国家安全保障協定を締結し、USスチールの経営上の重要事項に強い拒否権を持つ黄金株をアメリカ政府が持つという。独立取締役の専任や所在地・生産拠点の変更などには、アメリカ政府の承認が必要になる他、2028年までに約110億ドル(1兆6000億円)の投資も盛り込まれている。日本製鉄の橋本英二会長は「トランプ大統領の歴史的な大英断により、日本製鉄とUSスチールのパートナーシップが実現したことを大変嬉しく思います。世界一の鉄鋼メーカーとしての地位を確かなものとしてまいります」などとコメントしている。