全てアメリカ製でブラシを作ろうとしたが、結局国産だけでは部品も揃わず、出来上がった品は3倍の値段となってしまった。関税措置が始まれば、長期的には国内産業の育成や雇用の喪失に繋がるかもしれないが、全てアメリカ製でものづくりをするのは簡単なことではない。輸入品に頼らざるを得ないという状況は早々には変わらないという。企業の間で関税コストというものを価格に添加する動きもでてくるという。これまでのところ、アメリカの物価は大きく上がっていないが、企業が新しい関税が導入されることを見越してその前に輸入した製品を販売しているからだとみられている。仮に8月1日に新たな関税率が発動しそれに伴い輸入品が値上がりすれば、最終的にはアメリカの消費者や製造業者が関税分を負担するようにもなってくる。そうなったとき、国民の不満にトランプ大統領がどう対応を迫られるのか注視する必要がある。