米ロで秘密裏に協議していると報じられた28項目の新和平案を見ていく。焦点となっているのが、ロシアが一方的な併合を宣言している東部と南部の4つの州。このうちドネツク州とルハンシク州はウクライナがロシアに割譲、ヘルソン州とザポリージャ州についてロシアの占領地を現状でほぼ固定するとしている。また、ウクライナに対して軍の規模を半分にして主要な平気の放棄を求めることやアメリカ軍の支援縮小などが盛り込まれている。さらに、ロシア語を公用語として認めるなどウクライナに譲歩を求める内容となっている。ロイター通信は、米政府がゼレンスキー大統領に対し、戦闘を終わらせるには和平案を受け入れる必要があると示唆したと伝えた。こうした中、ゼレンスキー大統領はトルコのエルドアン大統領と会談した。
