アフリカ・ケニアの首都ナイロビ近くに「シロアムの園」を立ち上げた公文和子さん。公文さんは園長として運営の一切を担う。登園する50人の子どもたちの健康管理を行いながら、25人のスタッフらとともにリハビリや教育支援を行う。毎朝決まって行うのは名前の確認。その際に拍手を送り反応を確認する。これはアイデンティティにつながるのだとした。ケニアでは障害児に対する公的な支援はほとんどない。子どもたちの多くは学校はおろか外に出る機会もほとんどないという。授業では日常のための動作を学んでいく。考えを口にできない子どももおり、公文さんはサインを読み取る。子どもたち1人1人が持っているものををどうしたら輝かせることができるのか、を考えているという。公文さんが園を立ち上げたのhが10年前。現地のスタッフを雇い育成を行い、子どもたちへのプログラムを作り支援を行ってきた。スタッフは公文さんに信頼を寄せ、施設はケニアでは稀な施設だとした。体幹機能が弱く、立つことが困難だった男児、喋ることが困難な男児は目の動きで意思表示をできることを目指す。現在園の入園待ちは150人以上、世界中から視察が訪れる。