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「ナウキャスト」 のテレビ露出情報

きょうのテーマは「『ノミナルアンカー』不在のリスク」。渡辺さんは「日銀短観を見てみると、企業のインフレ予想が急激に上がってきている。為替レートは協調介入しているが、なかなか不安定。インフレや為替レートというのは不安定になっているが、その背後にはノミナルアンカーがないという日本特有の事情がある。貨幣の価値は安定するのがなかなか難しいが、何かに結びつけて安定させようというのが“ノミナルアンカー”という発想。いま多くの国が採用しているのがインフレターゲティング。これがノミナルアンカーの仕掛け。日本は比較的新しく2013年1月に作った。ではそれ以前は日本にノミナルアンカーはなかったのかということになるが、決してそうではない。家計のインフレ予想の分布を見てみると、一目瞭然なのは0%に回答が集中しているということ。当時を振り返ると、長いことデフレが続いて物価が上がらないんじゃないかというのを多くの人が強く信じていた、それが0%のところに表れているのではないかと思う。0%というのが実質的にノミナルアンカーになっていたというのが当時の事情だと思う。インフレ予想が0%に集中する度合いを見てみると、2013年の春頃に低下しているのが分かる。これは黒田総裁が登場して当時は従来の金融緩和に注目が集まったので、これからはインフレの時代なんじゃないかという思いが一瞬出てきた。でもそれは長続きせず、結局ピークが高まる事が起きた。その後2021年から下がり始め、2022年以降になるとほぼ0のところに来ている。この時期は日本がインフレが始まった時期なので、多くの企業が価格を上げていく、消費者の物の考え方も変わっていくということが起きた。2013年に当時の黒田総裁は『日銀は2つのことをしなければならない。1つはゼロ%アンカーを断ち切ること(De-anchor)、それをした上でインフレ予想を改めて2%にアンカーし直す(Re-anchor)』とした。彼は残念ながらできなかったが、後任の植田総裁も2024年-25年と同じ発言を繰り返しているので、私は日銀にとっての悲願なんだろうなと思っている。『D-anchor』の方はほぼ実現できていると思うので、問題は『Re-anchor』がどれくらいできているのかということ。今は3~4%のところにピークがあるので、2%よりは少し高いがその辺りにアンカーされていると見える。ただ実際にはそうではなく、今年2月では3.1、%、3月には4.1、4月には4.4と短い期間で上がっている。本来はインフレ予想がしっかりアンカーされていれば外からの衝撃があっても最頻値が動くということはあってはいけない。それが動いてしまうということは裏を返すとしっかり2%近くのところにアンカーされるということができていないというのを意味する。『Re-anchor』ができていない理由としては、日本銀行は一般論としてインフレ率が目標値を上回った時はしっかり金融引き締めをし、インフレ率を2%に引き伸ばしていくということを何度も経験し、人々は『中央銀行は頑張って2%を実現しようとしている』と信用するようになる。日本は残念ながら黒田総裁のときは引き締めをしなかったし、植田総裁も利上げはしているがインフレも育てながらの利上げなのでインフレを殺すというタイプの利上げはしたことがない。日本にはいまノミナルアンカーがないということが重要。ノミナルアンカーがないと糸の切れたタコのように物価や河瀬が動くと言われている。日本はいまそんな状況なのかなと思うし、為替も同様に言われても大げさではない。今後はもう少し人々の予想をしっかり繋ぎ止めるようなアンカーに2%というのを変えていくことが今後の利上げの中で果たせるかというのが日銀の正念場じゃないかと思う」などと説明した。

他にもこんな番組で紹介されています…

2026年6月8日放送 5:45 - 7:05 テレビ東京
Newsモーニングサテライト(ニュース)
ナウキャスト創業者・渡辺務、第一ライフ資産運用経済研究所・藤代宏一が出演。雇用統計について藤代は「典型的な相場が崩れるパターンだった。平均時給はわずかに鈍化、大幅な利上げが織り込まれるところまでは距離がある」などとコメントした。

2026年5月10日放送 21:00 - 21:50 NHK総合
NHKスペシャル物価解剖 ”値上げの正体”に迫る
食用油はこの4年で26.13%値上げした。菜種を原料とし、店頭の平均価格は294円。イラン情勢の影響で、日清オイリオグループは6月1日より15%値上げすることを決めた。日清キャノーラ油の価格は長い間安定してきたが、2021年頃から急激に上昇した。中国などで食用油の需要が拡大し、菜種の相場が2倍に高騰して価格転嫁を迫られた。菜種の輸出大国だったウクライナへの軍[…続きを読む]

2026年5月9日放送 21:00 - 22:00 NHK総合
サタデーウオッチ9デジボリ
物価の上昇が顕著になったのは2022年から。1200店のレジデータから分析した値上がり率。穀類が最も値上がりそのほかコーヒー、生鮮卵、冷凍食品などが大きく値上がりしている。菜種油やオリーブオイルの「食用油」の価格変化率。2つ波の値上げの原因はなにか。最大手メーカーを取材。主力商品の日清キャノーラ油は店頭平均価格5年前は約200円、現在は290円。過去5年間で[…続きを読む]

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