午前のマーケットについて平野氏が解説。大型ハイテク株が買われ、アメリカ株は反発。新規失業保険申請件数は前回を上回った。ユーロ圏のGDP改定値は年率換算-0.5%となり三四半期ぶりのマイナス成長。欧州株は小幅安となっている。日本株は大幅安となった。対内証券売買契約財務省ベース外国人は3583億円の売り越しだった。外国人投資家の日本株攻勢はひとまず終わった形。FRBが2024年前半に利下げに動く見方が強まっている中、植田日銀総裁が今後について年末から来年にかけてチャレンジングになると発言したことを受け円高が141円まで進んだ。実質GDP改定値は年率換算2.9%減で11月の速報値を下方修正した。年末相場を期待した投資家には不愉快な展開だが、相場はそういった時が買い場となっている。こういう場面では冷静に対応するところである。現在アメリカ株先物は下落、中国株はまちまち、トヨタの株価は4%を超える大幅続落となっている。