混乱続くナゴルノカラバフの今後について安間らは、ソビエト時代末期に各地で民族紛争が勃発し、共産党支配が揺らぐ事態となり、とりわけナゴルノカラバフ紛争は内外に衝撃を与えてきたもので、紛争は30年以上続いたものの、結局最後には武力により予想以上にあっという間の終幕となったなどと解説した。アルメニアがどう向き合っていくかについて安間らは、アルメニア政府にとって現地住民の保護が最優先であり、本国にとっても屈辱的な結果となったとし、アルメニア政府によると来月5日にアリエフ大統領とパシニャン首相がEU・フランス・ドイツの仲介でスペインにて会談すると伝えた。ロシアとの関係について安間らは、パシニャン首相はロシアの対応について失望したと述べた上で、ロシアと結んでいる集団安全保障条約の加盟意義に疑問を投げかけているなどと説明した。安間はロシア外務省が外交や内政の失敗を押し付けている欧米に触発されロシアとの同盟関係を破壊しようとしていると強く非難しており、ロシアの譲れない一線は旧ソビエト圏に欧米を介入させないことなどと伝えた。