北海道の南西部、日本海を望むせたな町には6700人余りが暮らす。強烈な風は風速30mを超えることもあり、エビ漁が盛ん。出会ったのは西田将大さん、昨春から漁師になったばかりで、この道半世紀の父から手ほどきを受けていた。かつて札幌で消防の世界にいた息子は、父の年齢を考えて後を継いだ。安定を捨てて飛び込んだ理由、それは消防の先輩から「お前の仕事に代わりはいない」と背中を押されたからだった。
雪が舞い、白波が立つ中で山本哲也アナが訪れたのは太田神社。氏子は7人で漁師が多く、90歳に迫る川村勲さんもその一人。ニシンを求めて石川県からやって来た祖父、イカ漁に活路を求めた父、自身は15歳から船に乗ってきた。この日も小さな漁船を1人で動かし、竿を使わぬ一本釣り。「宝の海」と語る荒波からヒラメを釣り上げた。
雪が舞い、白波が立つ中で山本哲也アナが訪れたのは太田神社。氏子は7人で漁師が多く、90歳に迫る川村勲さんもその一人。ニシンを求めて石川県からやって来た祖父、イカ漁に活路を求めた父、自身は15歳から船に乗ってきた。この日も小さな漁船を1人で動かし、竿を使わぬ一本釣り。「宝の海」と語る荒波からヒラメを釣り上げた。