チコちゃんが「なぜ海の水はしょっぱいのに海の魚はしょっぱくない?」と質問した。正解は海の水をガブ飲みしているけどエラから塩分を捨てているから。海水の塩分は約3.4%。魚の体液の塩分は0.9%。浸透圧により塩分が薄い体内から塩分が濃い海水のほうへ水分が出て行っているため体の水分が減らないように海水を大量にガブ飲みしている。えらにある塩類細胞から塩分を捨てる。人間はおしっこから塩分を捨てている。カワハギのおしっこをとってナトリウム濃度を測定すると0.285%で魚もおしっこからも塩分を捨てている。淡水魚の場合、水をガブ飲みせずに大量のおしっこで水分を捨てていることで体液の塩分が薄くならないように調節している。ニジマスのおしっこのナトリウムは0.125%。魚のエラだけを炙って食べると香ばしいがしょっぱくはなかった。塩類細胞は塩分をためる機能はないため食べてもしょっぱくない。サケは成長にともない体の機能が変化するため淡水と海水の両方で生きることができる。