アメリカのトランプ大統領がEUに対し50%の関税を課すと脅しをかけたことから、日本時間先週末の夜間取引で360円値を下げていた日経平均先物。週が明けたきのうの東京市場でも日経平均株価は下落して始まるという見方が強まっていたが、堅調に推移し終値は先週末より371円高い3万7531円だった。ニッセイ基礎研究所・井出氏は「休日の間にトランプ大統領が一転してEU向けの関税の発動を延期することが東京時間の取引開始前に伝わった」などと述べた。朝令暮改が続くトランプ流ディールについて井出氏は「超短期、もしくは短期の投資家は振り回される。今後も一喜一憂するということは続くだろうと思う」などと指摘した。