今日のテーマは「アメリカ大統領選の最新情勢 両候補の強み・弱みが鮮明化」。現在の世論調査では、ほぼ互角となっている。今村さんは、「接戦ですね。アメリカの専門家に聞くと、この段階ではほぼ互角だという。どちらが勝つかわからないという意見が非常に多い。党大会まで世論調査は、トレンドを掴むぐらいで見ておけば良いということでありまして。両氏の強み・弱みの変化に注目することが大事ではないかと思います。」とのこと。バイデン氏の強みは、党内支持が多いことだという。予備選を圧勝していて、手元資金は1億9200万ドルと過去最高だと伝えられた。一方で、弱みは高齢の他に2つあり、1つはイスラエルガザ侵攻やイラン対立とのこと。2つ目はインフレ。中所得者以下はインフレの負担の方が大きいため、有権者の意識でも高インフレが圧倒しているという。次にトランプ氏の強みは、一定規模の岩盤支持層。投票率が低水準にとどまる可能性があり、強固な支持基盤がいるトランプ氏が有利だという。もう1つは、現職への信任投票の対象はバイデン氏で、イスラエル情勢・インフレなどトランプ氏には有利に働くとのこと。一方、弱みは4つの刑事裁判。「不倫の口止め料を不正に処理」「機密文書の持ち出し」「2020年大統領選の開票干渉」「2021年議会選挙を扇動」の4つだという。