サンクスギヴィング・デイ・パレードはアメリカでは注目される。メイシーズの恒例行事で、セントラルパークを出発してマンハッタンの中心地までおよそ4キロを行進する。今日のテーマ「NY感謝祭パレード100年の歴史」。1924年に移民一世が多かったメイシーズの従業員が、故郷のヨーロッパ風の感謝祭のパレードを実施。当初、バルーンはパレードが終わったらそのまま空に放っていて、落ちたバルーンをメイシーズに持って行くとご褒美をもらうことが出来た。戦時中は中止されていたがそれ以外は行っているという。1958年は全世界でヘリウム不足がおき、バルーンをクレーンでつるした。また、バルーンも流行りのものを取り入れたりするが、トム・ターキーは毎年先頭を走ると紹介された。警備は警察官を何千人も派遣して厳重に行っているが、2016年にはイスラム派の過激派テロリストがトラックを突っ込ませる計画をしているとの報告があり、厳重な警戒をした。このパレードには大事な意味があるという。毎年恒例で波乱万丈な1年であっても「アメリカは続いている。アメリカは元気。」とのメッセージを全世界に伝える存在意義があるとのこと。こちらのパレードは、全国にNBCからテレビ中継をされている。放映権は2000万ドル(約30億円)で、今後は6000万ドル(約90億円)に引き上げられるとの報道もあると伝えられた。CM収入は、5200万ドル(約78億円)に上る。きょうのパックン視点は「Inflation we can celebrate!(バルーンでがんばるーんだ!)」。NetflixやYouTubeなど視聴者が自分の好みに合わせて自分のタイミングで自分の空間で1人1人が見る者が多い中、祭日にあわせて同じ時間帯に同じコンテンツを全国で見ているパレードは素敵だという。日本だったら紅白歌合戦と同じような感じとのこと。
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