大統領選の最終日に3つの激戦州をはしごしたトランプ氏は「あすは米国にとって、解放の日になる」と訴えた。きょうもハリス氏に対する個人攻撃に加えて、バイデン政権でのインフレや不法移民の批判を繰り返し、「自分が大統領に帰り咲けば、国を救うことができる」とアピール。また「我々がやるべきことは投票に行くことだけ。人々を投票に行かせることができたら負けるわけがない」と訴え、支持者に最後の発破をかけた。その一方で、最近では根拠を示すことなく、「不正投票が行われている」と口にすることも増えていて、敗れた場合に備えて、「選挙は公正ではなかった」と訴える布石とみられている。トランプ氏とハリス氏による歴史的な大接戦が予想されているが、どちらが勝っても大きな混乱が懸念されるだけに投票日をあすに控え、全米で緊張が高まっている。