年末年始の旅行需要が増え、一人あたりの国内費用は4万3000円と過去最高になるとみられていてホテルなどの宿泊費も高騰している。山梨・山中湖村の「ホテルマウント富士」の売りは、この富士山と山中湖をのぞむ景色。通常は1泊12万3000円だが、年末年始は15%以上高い14万4000円となっている。スタンダードクラスのツインルームも通常1泊2万8800円だが、年末年始は45%以上高い4万2800円という価格にもかかわらず9割以上が予約で埋まっている。航空各社がきょう発表した最新の予約状況では国内線は1年前に比べて9%増加。JR各社の新幹線などの予約も1年前に比べ17%増え、好調となっている。都内のホテルでは客室単価が先月は初めて2万円を超え過去最高を記録。都内を代表するホテルでは年末年始の期間、部屋の価格が1年前に比べ10〜15%程度上がるとみているところもあり、価格はさらに高騰するとみられている。。宿泊価格の高騰を受け、独自の取り組みも。「新横浜プリンスホテル」が始めた「富士山ビューラッキーステイプラン」は年末年始直後の来年1月7日から2月末にかけ35階以上の高層階かつ富士山が見える部屋28室限定で、滞在中に部屋から富士山が見えなかった場合は宿泊料金が半額になる。