秋の米国大統領選挙に向けて、民主党の大統領候補の座を確実にしたカマラハリス副大統領は、本格的な選挙戦をスタート。勝敗のカギを握る激戦州の1つであるウィスコンシン州に続き、共和党の牙城であるインディアナ州でも演説を行った。ハリス氏は「今後、数週間は民主党内の結束を高めることに尽力する」と述べている。その民主党内ではバイデン大統領の撤退をめぐり意見がわれていたが、ハリス氏を中心に党の結束を図ろうという動きが加速している。23日、民主党の上下両院トップのシューマー上院院内総務とジェフリーズ下院院内総務が、共同で記者会見を開き、ハリス氏を党の大統領候補として支持すると揃って表明。さらに2016年、自らも大統領選を戦ったヒラリークリントン元国務長官は、ハリス氏にエールを贈った。民主党全国委員会は来月19日からの党大会を前に、オンライン投票で候補指名を行うと発表した。