ドイツで開催されているベルリン国際映画祭。安部公房の同名の小説を映像化した映画「箱男」のワールドプレミアが行われ、石井岳龍監督と浅野忠信ら出演陣が登場した。映画は、永瀬正敏演じる主人公がダンボール箱をかぶって都市をさまよう「箱男」となり、その存在を通して、人間と現代社会のあり方を照らす物語だ。上映を受け、会場では、大きな拍手が起こった。この映画は、27年前にも、永瀬主演で企画されたが、頓挫していた。監督が映画化を諦めず、長い時を経て完成させた。映画は、ことし全国公開される。
© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.