スタインウェイはこれまで数多の優勝者を輩出したピアノメーカー。調律師のヤロスワフ・ベドゥナルスキは会場の専属調律師でもあり、音の伝わり方を熟知している。ヤロスワフ・ベドゥナルスキは「スタインウェイの音は普遍的なものです。ショパンやバッハなどどんな曲にも合います。あとはピアニスト次第です」と語った。スタインウェイ・アンド・サンズはアメリカとドイツを本拠とする世界的メーカーで現在のピアノ作りの基礎を作ったと言っても過言ではない。これまで取得した特許は127にのぼり、その品質の良さから、世界の主なコンサートホールにはスタインウェイが採用されている。優勝候補のチョ・ソンジンもスタインウェイを使用する。チョ・ソンジンは「1次予選はピアノが合わなかったんです。僕はかなり強く意見を言いました。本線ではスタインウェイを弾く人が少ないので僕の要望を聞いてくれましたよ」と語った。
