第二次世界大戦で日本に“終戦工作”も。1945年第二次世界大戦末期、”極秘“と印がおされた駐バチカン公使・原田公使が外務大臣宛に送った文書があり、バチカンが和平に向けての仲介を日本側に申し出たことを示す文書だったとされている。文書によるとアメリカ側から休戦案がバチカン側に提示され、バチカン側が日本側に申し出たというもの。結局日本側が消極的な姿勢を示すなどして具体的な交渉への進展はなかったが、仲介役を担うなど存在感を示してきたバチカン。来月次期教皇を選ぶ選挙が行われる。今回投票権を持つのは枢機卿135人(日本人2人含む)。選挙は教皇の死去15日から20日の間に行われる。教皇選挙が実施されるときは新教皇誕生をいち早く知るため多くの信者がバチカンに集まり、結果は投票用紙を燃やした煙の色でわかる仕組みとなっていて、黒煙の場合は選出されず、白煙の場合は選出されたことを意味する。2013年教皇フランシスコが選ばれたときは投票初日に決着がつかず、2日目で白煙があがった。