俳優・マイケルJフォックスが、30年以上闘い続けているパーキンソン病。自分の意思とは関係なく、体の震えが起きたり、動作が遅くなるなどの症状がみられる進行性の疾患。現在、進行そのものを止める治療法は開発されていない。大人気シリーズ「バックトゥザフューチャー」のPart3が公開された年、パーキンソン病の最初の症状「小指の震え」が表れ始めたという。1991年、29歳のときに診断を下されたが、その事実を家族以外には明かしていなかった。症状を隠しながら表舞台に立ち続けていたフォックスだが、自身の病気が明るみに出ることへの不安や恐怖に苛まれるようになっていった。1998年、パーキンソン病を公表。診断から7年、いつか隠し通せなくなるときが来ると思い、公表に踏み切ったが、世間の反応は思っていたものとは少し違ったという。同じ疾患を持つ人からの温かい励ましを受け、マイケルJフォックスは新たなステップに向けて大きく動き出した。