ワシントン・ホワイトハウス前からの中継。討論会から一夜明けても、バイデン氏がことばに詰まったシーンは全米のネットワークで繰り返し流されている。主要メディアは、仮にバイデン氏が撤退したら、誰が代わりとして有力となりうるのかを、こぞって予想している。民主党内からは、公然とバイデン氏の撤退を求めるような動きは今のところ、見られない。民主党の重鎮のオバマ元大統領は、バイデン氏への支持は揺るがないと強調している。現状バイデン大統領が大統領選挙から降りる可能性はさほど高くなく、夫人も今回の大統領選挙を支えるという姿勢を示している。また民主党内にバイデン氏に代わる候補はいないという。仮にバイデン氏が撤退するのであれば、代わりとなる候補者の立ち上げの時間を考えた場合、判断に残された時間は非常に限られている。当面、バイデン氏やその周辺、民主党有力者の動向に最大の注目が集まることになりそう。