1945年8月6日、午前8時15分。広島に原子爆弾が投下された。およそ14万人が死亡したとされ、生き残った人たちの多くが放射線障害に苦しんできた。被団協が結成されたのは1956年。長年にわたって反核運動と被爆体験の伝承に取り組んできた。一方、広島、長崎への原爆投下を正当化し続けてきた米国。2016年、被団協の当時の代表、坪井直さんが現職の大統領として初めて広島を訪問したオバマ氏に対し核廃絶に向けて「共に頑張ろう」と呼びかけた。米国・エマニュエル駐日大使は祝意を表明。また、米国メディアのNBCが「世界各地で紛争が拡大している中、あまり知られていない、日本の非核化団体が受賞したのは少し驚きだった」と伝えた。