バルタリサーチの花生浩介氏のきょうのドル円予想レンジは、148.00円~149.00円。昨日ニューヨーク市場は債券利回りが上昇し、これを嫌気した株売りドル買いとなっている。背景にはトランプ関税を違法とする連邦高裁の判決がある。注目ポイントは「8月相場の振り返り」。ドル円は8月1日の雇用統計ショックで下落したが、その後は全くのレンジ相場。ドルインデックスもドル円と同様で、アメリカの10年債利回りも約0.2%の幅で小動き。ジャクソンホールでのFRB・パウエル議長のハト派コメントなど、金利低下、ドル安の材料が複数あった。市場はトランプ関税による中期的なインフレ懸念を払拭できていない。その警戒感は、短期金利と長期金利の差が大きく広がっていることに表れている。9月のアメリカの利下げはほぼ確実視されるものの、中期的に利下げが継続できるか市場は懐疑的。注目される今週の雇用統計の焦点は失業率。FRBは年末にかけて失業率が4.5%まで上昇すると予想している。この予想を裏付けるデータが出れば、金利低下はドル安で反応する可能性が大きい。
