バンコク近郊で始まるモーターショー。米中の貿易摩擦を背景に、中国メーカーが東南アジア市場に進出する動きが加速していて、中国からの出展企業は15社と、日本を上回り最多。BYDがEVのコンパクトSUVの新型車を展示したほか、初参加の奇瑞自動車は、プラグインハイブリッド車の新型モデルを発表し、夏ごろにはタイで生産を始めるとしている。中国のEVが存在感を強める中、日本メーカーはハイブリッド車に力を入れている。日本メーカー各社のうち、三菱自動車は、新型のコンパクトSUVを発表した。タイは長年、日本メーカーが9割近いシェアを占め、日本車の牙城とも呼ばれてきたが、去年は中国のEVに押され、日本車のシェアは7割台にまで低下している。