アメリカ・バージニア州ではAI需要の過熱を背景にデータセンターの開発ラッシュが進んでいる。州内には全米で最も多い600か所を超えるデータセンターがある。電力消費量は州全体の2割以上を占め今後も大幅に増加していくとみられている。データセンターの電力消費は住民たちの生活にも大きな影響を及ぼしている。バージニア州で暮らす夫婦が悩まされているのは電気料金の上昇。去年同月比で今年は20%値上がりした。電力会社が進める発電所・送電網の建設コストが家庭向けの料金に上乗せされれいるという。AI普及に力を入れるアメリカでは国のエネルギー計画を抜本的に見直す動きになっている。13の州で廃止を予定していた化石燃料の発電所の6割が廃止の撤回・延長へと方針転換された。廃炉予定だったスリーマイル島原子力発電所も再稼働の計画を発表。他の州でも原発によるデータセンターへの電力供給が検討されている。バージニア州では住民と議員が電力会社への規制や公平な負担の仕組みを求める声をあげ始めている。
