イラン情勢の先行きが見通せない中で、今後各国はどう動くのか。小谷氏はロシアについて、トランプ大統領がプーチン大統領と電話会談をし、仲介を求めるような動きがあったが、プーチン大統領としては原油価格も上がり、アメリカの関心がウクライナから中東へ移っているのは好ましい状況のはずなので、具体的に仲介の努力をするとは考えにくいと指摘。また、中国について、イランからの原油が入りにくいということは、困っているはずだが、イランとの調整により原油は入っている状況のため、中東の混乱は中国にとっていい状況ではないが、米軍がアジアから中東に展開しているということは中国にとってはプラスと捉えている部分もあるだろうなどと指摘。その上でロシアや中国が仲介するような動きをとるとは考えにくい、むしろ、アメリカの立場を弱めるような行動をとる可能性もあるなどと指摘。渡部氏は以前のアメリカが果たしてきた国際社会の安定という立場を守ることを優先することは期待してはいけないとし、日本の生き残りのためにどうやって日本がアメリカとの関係を使うかなどと指摘。中西氏は日本が石油を輸入しているアラブ首長国連邦とサウジアラビアがどのような異議申し立てをアメリカやイランにするのかという点が大きいのではないかと指摘。吉崎氏は選択肢をいっぱい持っておくことが大事と指摘。アラスカから石油を買うという選択肢も作っておくことがプラスに働くこともあるなどと話した。佐々江氏は選択肢を増やしておくことは日本が戦略的自立性を高めることにつながるなどと指摘。
