スポーツ中継やオンライン会議、株や為替の取引など海外の通信の99%が光海底ケーブルを通して行われている。この光海底ケーブルが最近、破損や切断される事案が報告されている。福岡県北九州市にあるNECの子会社OCCの工場では、光海底ケーブルの中にある光ファイバーを組み込む作業が行われている。光海底ケーブルの総延長は150万キロで、地球37周分に相当する。特に日本は国際通信の99%が光海底ケーブルを通じて行われている。NECの子会社OCCでは国内で唯一光海底ケーブルを製造し、世界シェアの3割を占めている。NECの海洋システム事業部門の鹿島崇宏さんは光海底ケーブルについて「非常に重要な社会インフラであり、経済安保上注目度が高い」と話していた。
パラオでは、2017年にNECの海底ケーブルが開通したことで通信環境が劇的に改善した。年内にもNEC製の2本目のケーブルが繋がるという。ウィップス大統領は「ケーブルが2本あることで関心を高め、企業が投資することを期待している」と話していた。一方で台湾では海底ケーブルを切断する事件が発生。トーゴ船籍の船に乗った中国人が行ったとされており、慶應義塾大学の土屋大洋教授も「有事のときには間違いなく海底ケーブルが狙われる」と話していた。
パラオでは、2017年にNECの海底ケーブルが開通したことで通信環境が劇的に改善した。年内にもNEC製の2本目のケーブルが繋がるという。ウィップス大統領は「ケーブルが2本あることで関心を高め、企業が投資することを期待している」と話していた。一方で台湾では海底ケーブルを切断する事件が発生。トーゴ船籍の船に乗った中国人が行ったとされており、慶應義塾大学の土屋大洋教授も「有事のときには間違いなく海底ケーブルが狙われる」と話していた。