文化庁によると、ユネスコの評価機関は、日本が提案していた「伝統的酒造り」について無形文化遺産に登録することがふさわしいとする勧告をまとめ、発表したという。これを受け、県内の酒造会社からは歓迎や期待の声が上がっている。安土桃山時代から日本酒づくりを続け、現在は米国など24か国に輸出している米沢市の酒造会社24代目・小嶋健市郎社長は、「日本酒が世界に広がっていく一助となってくれると思う」と話す。日本の「伝統的酒造り」の無形文化遺産への登録は、来月2日からパラグアイで開かれる政府間委員会で正式に決まる。