歓声を浴びるのは、奇跡の大逆転を演じた5人。体操男子団体は仲間を信じて金メダルを掴んだ。3年前の東京大会。わずか0.103で金メダルを逃した。雪辱を果たすと誓い合った5人は、互いの技術を教え合い高め合ってきた。そして迎えたパリ大会決勝。予選では中国に次ぐ2位だった日本。全員高得点を得たが、2種目目のあん馬で橋本大輝が落下。最大のライバル・中国はミスのない演技を披露したが、最終種目の鉄棒で中国は2選手が落下。日本は2大会ぶりの金メダルを獲得。2日後の個人総合では20歳の岡慎之助が金メダルを獲得。岡は個人種目別鉄棒でも金メダル、平行棒で銅メダルを獲得し4つのメダルを獲得した。