車いすラグビーの橋本勝也選手は機動力を武器に21歳での代表入りを果たしている。スピードは全身の力を使って漕ぐことで一漕ぎで進める距離を増やすことで生まれているのだといい、マッスルプッシュと名付けている。橋本選手は2018年に16歳で代表に選出されたものの、若手主体の大会を除くと5年半にわたってスタメン出場が叶わなかった。自分自身への甘さがあるのではないかと、一時仕事を辞めて練習量を倍増させる毎日を過ごしてきた。すると、一漕ぎに対してのパワーを実感できるようになったといい、1月のジャパンパラ車いすラグビー競技大会ではスタメン出場すると3人を抜いてのトライなどを見せ、最多得点を記録している。パリパラリンピックは8月28日に開会式を迎える。