テニスの四大大会・全仏オープンの車いすの部は8日、男子シングルスの決勝が行われ、世界ランキング2位で18歳の小田凱人が、世界3位のアルゼンチンの選手にセットカウント2対0のストレートで勝って、大会2連覇を果たした。小田は去年、全仏オープンを初優勝し、17歳1か月の史上最年少で四大大会男子シングルスを制した。その後ウィンブルドン選手権、それにことしの全豪オープンと四大大会通算4勝目となった。全仏オープンの会場ローランギャロスは、開幕まで3か月を切ったパリパラリンピックの車いすテニスの会場として使われることになっていて、パリ大会の代表に内定している小田は金メダル獲得に向け弾みをつけた。