「世界で最も美しい美術館」の最高賞に、建築家・坂茂さんが設計した広島県の下瀬美術館が選ばれた。建築家・坂茂さんは「こんなに自由に設計させてもらった初めてのチャンスだったので、関係者に本当に感謝しています」と喜び語った。フランス「ベルサイユ賞」の「世界で最も美しい美術館」部門で、去年3月にオープンした広島県大竹市の下瀬美術館が最高賞を受賞した。高松宮殿下記念世界文化賞の今年の受賞者でもある建築家の坂茂さんが設計し、水の上にはカラーガラスに覆われた8つのキューブ型の可動展示室を配置しているのが特徴。ユネスコの「ベルサイユ賞」は、世界の優れた現代建築に授けられる賞で、10周年となる今年は初めて「美術館・博物館」部門が設立された。